ロックンロールで行こうじゃない

SAS　ってなわけで（どんなわけだ）東京ドームの桑田佳祐行って参りました。細かい内容は年内は控えますが、まあ楽しめました。前半から中盤にかけて人生とオーバーラップしてほろりときましたがラス前のハートに無礼美人が思ったほど盛り上がらなかったし次が映像に頼りすぎの気がしましたので本編の最後が消化不良です。芸術性は高いと思うのですが難しいところですね。こんなことを書きながらファンって勝手だなと思う自分もいます。考えてみるとSASのライブに来始めてもう19年、人生の半分近くになりました。歌い手も、スタッフも、お客も年をとる訳です。（苦笑）

　で、今回初体験のことがありました。なんと東京ドームの天辺に登りました。外側ではありません。文字通り最高の席でした。しかも上がってみると自分の席のはずのところに黒いシートが掛かっています。係員を呼んで尋ねると「あそこに立てた照明の所為でステージが隠れるためそこの席は振り替えになります。」ラッキーと一瞬思ったのも束の間、振り替えの席は１ブロック左のやはり最上段の席。まあ、今回はこう言う割り振りでしょうがない。ルール違反だけど写真も撮っちゃいました。SH51なんでCMOSのため暗いところは弱くピントが大甘ですが雰囲気は分かるでしょう。応援団（FC）の配る席なんで正面は正面なんですが…。ステージの全体が見渡せるんだけどさすがにちょっとねえ。何が気に入らないかって大きな会場に言えることなんだけど、ケーブルの長さの関係でスピーカから流れる音が遅れます。ステージの様子を映しているモニターとずれていて、さながら口パクのよう。ライブの醍醐味はアーティストと空間を共有すること。音の所為で違う空間にいるようでちょっとげんなりです。全てのアーティストに言いたい。もうドーム球場でコンサートをやるのはやめよう。そうすれば人工芝もやめられるのでプロ野球の選手のメジャー流出も減るでしょう。